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【コラム Vol.02】セキュリティカメラの選び方と種類

敷地への不審者侵入の監視など、昨今セキュリティカメラへの関心が高まっています。しかしながらセキュリティカメラを実際に設置しようとしても、どのカメラを選べばいいのか、またどのような形状があるのか、導入にあたり悩まれる方は多いのではないでしょうか。

セキュリティカメラには様々な種類と形状があり、それぞれに目的と特徴があります。

今回の記事では、セキュリティカメラの選び方と種類、そして活用シーンについて解説していきます。

 

セキュリティカメラの種類

 

大きく分けて3種類のセキュリティカメラがあります。

 

ネットワークカメラ

LANケーブルを使って接続する方式です。ネットワークに接続すれば、従来のように管理室からモニターで監視するだけでなく、遠隔からネットワークを通し、パソコンやスマホで映像を確認できます。設置場所のネットワーク環境を利用でき、同軸カメラに比べノイズが入りにくく、きれいな映像が録画できます。PoE給電に対応したネットワークカメラなら、LANケーブルを使用してネットワークの構築をしながら電力の供給(PoE給電)もできるため、カメラに別途電源供給をする必要がなく新たな電源工事は不要です。


またネットワークに接続した際、カメラを介した不正アクセスやマルウェアへの感染へのリスクはゼロではありません。別(専用)の回線を利用するなど、十分な注意が必要です。カメラ本来の利便性を得るためにも、入念なセキュリティ対策を行いましょう。

 

同軸カメラ

テレビを視聴する際に使用する同軸ケーブルで接続するカメラです。同軸ケーブルは、LANケーブルに比べ丈夫で断線しづらいという特長があり、最大200m※の長距離伝送が可能です。PoC給電に対応した同軸カメラなら、同軸ケーブル1本で電力の供給もできるため、カメラをコンセントに刺す必要がなく、新たな電源工事は不要です。

同軸カメラはネットワークカメラに比べてノイズの影響を受けやすく、ノイズが多い場所では映像が乱れるなど不具合の原因となることがあります。またカメラにパン、チルト機能はありませんので、特定方向の監視に向いています。
※当社製品規格の場合

 

ワイヤレスカメラ

ワイヤレスカメラは、電波により監視映像をカメラからモニターに送信します。そのため、LANケーブルや同軸ケーブルの配線が不要です。製品によっては、スマートフォン・タブレットで映像を確認できるものもあります。ネットワークカメラや同軸カメラに比べ安価で購入でき、配線も不要なため手軽に設置できます。特に、一般家庭や小規模施設におすすめです。
ただし、電源コードをコンセントに差す必要があるため、設置したい場所にコンセントが無い場合は新たに電源工事が必要になります。また電波を使用するため、Wi-Fiなど多くの電波が飛び交っている地域では混線するおそれがあり、カメラ映像が途切れるといった事象が発生することがあります。またモニターやスマホと距離が離れすぎると通信できません。長距離伝送には不向きですのでご注意ください。

 

 

セキュリティカメラの形状

 

バレット型

バレット型(別名Box型)は四角い箱型のセキュリティカメラです。存在感があり、人目に付きやすいためその見た目から犯罪抑止効果があります。カメラの設置をあえて目立たせたい場所におすすめです。

 

ドーム型

ドーム型は、吊り下げ照明のような形の屋内用セキュリティカメラです。比較的目立ちにくく、施設の美観を損ねないため、必要以上にカメラを意識させたくない場所におすすめです。

 

セキュリティカメラのレンズ

 

固定焦点

焦点距離が固定されているレンズのことで、ズーム機能はありません。

 

電動可変焦点

焦点距離が可変できるズーム機能があり、撮影範囲を自動で可変できます。固定焦点型よりも、見たいものを大きく映すことが可能です。

 

PTZ

PTZ型は、ズーム機能に加えて首を振る動きが可能でカメラを遠隔で操作することが可能です。PTZはPanoramic(パン)水平方向、Tilt(チルト)垂直方向、Zoom(ズーム)拡大縮小の頭文字です。首振りに対応しているため撮影範囲が広く、1台で広範囲の監視が可能です。

 

 

セキュリティカメラの選び方

 

以上のポイントをふまえ、シーンや場所に適したカメラをご紹介いたします。

 

マンション

新規導入ならネットワークカメラ、同軸ケーブルを用いた既存のアナログカメラを置換えるなら同軸カメラがおすすめです。
エントランスは、住民の皆様が多く出入りすることから威圧感の少ないドーム型が適しています。駐車場は、カメラの設置場所、撮影する範囲に合わせてバレット型、もしくはドーム型のいずれかを選択いただけます。電動可変焦点なら、設置後でも撮影範囲の調整ができるため、ナンバープレートなどの細かい部分を映す必要のある駐車場に適しており、またPTZ型なら1台で広範囲をカバーできるため、少ないカメラ台数で監視いただけます。駐輪場やゴミ置き場などの狭い範囲を映したい場合には、固定焦点のバレット型がおすすめです。自転車の盗難や、ゴミ置き場での不法投棄などに抑止効果が期待できます。

 

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工場

工場では、既存のネットワーク環境を使って導入できるネットワークカメラがおすすめです。伝送距離が足りない場合には、同軸カメラもお選びいただけます。また同軸ケーブルを使いLAN配線の延長が可能な給電機能付IPカメラアダプターを使用することでネットワークカメラの長距離の伝送も可能です。※1
事務所や作業スペース出入口など、従業員の入退出管理には威圧感の少ないドーム型、ラインでの作業者の確認(不測事故の状況確認)、危険なエリアにある圧力計などアナログメーターの監視といった細かいところを確認する場合にはバレット型、もしくはドーム型で設置後でもズーム機能で調整できる電動可変焦点やPTZ型が適しています。
外部からの侵入者監視など、威圧感を与え抑止効果を高めたい場所にはバレット型がおすすめです。設置したい場所や映す範囲で、固定焦点もしくは電動可変焦点をお選びください。

※1: 当社製品 EOCP10M1、EOCP10T1  S-5C-FB使用時 最長2000m

 

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一般家庭・小規模店舗

一般家庭や小規模店舗には、手軽に導入できるワイヤレスカメラがおすすめです。

犯罪者が犯行をあきらめた理由として約60%が「近所の人に声をかけられた、ジロジロ 見られた」、次いで「ホームセキュリティが導入されていた」「犬を飼っていた」等が あげられています。コストを抑えて設置でき、大規模な工事は必要ないため気軽に導入いただけます。
出典:公益社団法人 日本防犯設備協会

 

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顔認証カメラのご紹介

 

また、当社では登録した画像から顔を認証する顔認証カメラもラインアップしております。カンタン設置の顔認証カメラで、クラウドは不要。最大3万人の画像を照合します。オートロックの開錠、企業での入退出管理など様々なシステムに応用でき、セキュリティカメラとしてもお使いいただけますので、この機会にぜひご検討ください。

>顔認証カメラの詳細はこちら

 

 

ダミーカメラを設置する際の注意点

 

安価なダミーカメラ(偽のカメラ)は、屋外に設置した際に配線が無いことから見破られやすいため注意が必要です。そのため導入する際は見破られるリスクがあるという前提で、過信しないようにしましょう。

 

 

まとめ

 

本記事では、セキュリティカメラの選び方と種類についてご紹介いたしました。
DXアンテナでは豊富なラインアップを取り揃えたセキュリティカメラをご用意しております。

 

導入から工事、保守までしっかりとサポートいたしますので、ご検討の際にはぜひお気軽にお問い合わせください。
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